人それぞれ骨格や筋力も違い、身に付くボクシン
グスタイルも違います。体力も違えば練習のリズムも違い、上達スピードも違います。当クラブは決して「差」
をつけるのではなく、そんな「個人個人の違
い」を大切にし、それぞれのペースで自由なスタイルでボクシング
に触れ合って頂くと共に、「本人の目的」に
合わせ、それぞれの「意識レベル、上達レベル」に合わせた指導をモットーにしています。KSBCでは主に
【コーチング】を基本とした指導を行います。
コーチングとは、
【コーチとクライアントの関係は、あくまでもク
ライアントのニーズを満たすことを唯一最大の目的として結ばれ
た、まったく対等なパートナーシップです】
【コーチングとは、一方的なものではなく、コー
チとクライアントの双方が積極的に関与して、協力し合いながら関係を築いていく
ものです】
【コーチングは、コーチが解決策を出すのではなく、本
人の中から答えや気づきを引き出し、自発的な行動を促すことを目
的としています】
が基本になります。
目標が達成するのか、上達するのか、全ては『自
分次第』であり、全ての決定権、答えは『自分自身』の中
にあると考えます。
【コーチングの基本】「コーチ
ングバイブル」より
コーチとクライアントの関係は、あくまでもクライアントのニーズを
満たすことを唯一最大の目的として結ばれた、まったく対等なパートナーシップです。
つまり、コーチとクライアントの双方が積極的に関与して、協
力し合いながら関係を築いていく ものです。
また、コーチングは、コーチが解決策を出すのではなく、本
人の中から答えや気づきを引き出し、自発的な行動を促すことを目
的としています。
コーチングとは、あくまで本人の「自立を支
援」するように「協力」することであり、指導
者がいなければ生きられない人にしたり、本人が自分でできることまで取り上げるようなことはしません。
【すべての人
がもともと完全な存在であり、自ら答えを見つける力を持っていると信じ、敬意を持って接します】
【型に嵌め込まず、個人の感性(センス)を大事にし、自分に合っ
たやり方を見つけてもらう事を支援します】
【コーチは、守秘義務を負い、あなたが100%自分
に向き合える安全な場を提供します】
非常に誤解されやすい部分でありますが、コーチングとは 「できる人ができない人に教える技術」ではありませ
ん。
よくコーチングは「単にやるべきことをやらせるための方法」と誤解さ
れることがあります。
まるで親が子どもに対して、やれ宿題はやったかとか、やれ部屋は片づけたかとせっつくのと同じようなイメー
ジだったり、口酸っぱくこうしろああしろと手取り足取り教えるのがさも良いコーチだと思われている部分があ
ります。
一番、コーチングと間違えやすいものに「ティーチング」があります。先生(ティーチャー)は、生徒に対して
情報や方法を教える人のことです。「教える」のはコーチではなく、主に教師であったり、先生の立場です。
コーチはカウンセラーや、コンサルティング、またはセラピスト、トレーナーとも違います。
一般的に、コーチングとはこれらとは異なる立場をとっています。
コーチというのはあくまでクライアントの「自
発的な行動の支援」 を行なうことです。
上からの一方的な指示命令、トップダウン、上意下達の手法では本人から考える力、やる気を奪い取ってしまう
と考えています。
人が何かを習得するときに軸となる一番大切なものは、コーチや上司の指導ではなく、学ぼうとする当人の内側の能力
です。
(※また、目標や夢や理想がないところに
コーチングは機能しない とも言えます。)
コーチングが目指すのは、純粋に「自然習得
力」 を持った、「自
立した人間」です。
いかなる問題に対しても、クライアントは自
分の奥底に「答え」を持っている と考えます。
コーチングで信じるべきは相手・クライアン
トの「力」であり、すべての人が完全な存在であることを信じ、ま
た、敬意を持って接します。
クライアントは自分に合ったやり方でコーチングが受けられるよう、自ら積極的に関わりながら、独自の関係を
コーチとともに築き上げていく必要があります。
実際に行動をするのはクライアント本人です。
こちらのやり方で型に嵌め込むよりも、個人
の感性(センス)
を大事にし、最終的に自分に合ったやり方を見つけてもらう事を目指します。
その為にもコーチとクライアント双方が積極
的に関与して、コミュニケーションを取り、協力しあいながら関係を築いて
いきましょう。
コーチングは、決してどちらか片方のみが行なうものではなく、当人が本当に望むものを手に入れるための、あ
なたとコーチの双方における協働プロセスで
す。
コーチングの基本は、「コーチに力がある」のではなく、「コー
チングの関係にこそ力がある」 という考え方です。
コーチはクライアントがビジョンを描き、目標を設定し、それにむかって行動、実行するのを支援、サポート します。
また、コーチはクライアントとより良い関係を築くべく、つねに誠実かつ率直なコミュニケーションをとるのは
もちろんのこと、クライアントがコーチングの中で話した内容をクライアント本人・相談者本人の許可なく他言
しないという守秘義務を負っています。
一方クライアントも決して受け身になり過ぎることなく、自らにとって最適な関係を築くべく、各個人が主体的・積極的
に関わることが求められます。
その意味でも、クライアントはコーチングの進め方等に関して改善してほしいことがあれば、時期を待たず率直
にそれをコーチに伝える義務を負っています。
要望や、疑問に思った事などの質問はいつで
も 受け付けています。
こんなくだらない質問でいいんだろうか、邪魔にならないだろうかと思う必要はありません。
また、直接云いにくい事があればメール等でも結構です。
あなたのニーズを満たすために、お互いに積極的に話し、聴き、協力し合いましょう。
各個人が主体性を持ち、前向きに取り組んで頂くことを願います。
「人の力を引き出すコーチング術」より
コーチングの発見は1971年のことである。
ガルウェイは高等教育の過程を一年間中断して、教育者として学習理論を研究していた。
生徒たちがテニスを習得していくさまを日々、観察しているそのときに、コーチングの最初の実践が行なわれ
た。
最初はほんの思いつきだったのだ。
ガルウェイはドロシーという生徒にレッスンしていた。
レッスンのスタイルはテニスコーチとして普通の方法だ。
正しいラケットの持ち方や振り方、腕の動かし方などを伝えて、その通りにやるように「強制」 した。
が、うまくいかなかったという。
次のレッスンは初心者のポール。
ガルウェイは本人に了解をとったうえで、思いついた新しい方法を試してみるようにした。
まず、ガルウェイが10球、実際に打ってみせる。
その際、よく見てイメージをつかんでもらう
ように言っておく。
後はちゃんとラケットを握らせてあげるだけ。
それだけ。
結果はどうだったか?
ポールは足を動かすことだけを忘れたが、それ以外は完璧にラケットを振ってみせたという。
もちろん、一言のアドバイスもなしに、である。
いったい、ドロシーとガルウェイの努力は何だったのだろう?
ガルウェイは言う。
「イメージは言葉に勝り、示すことは教える
ことに勝り、教えすぎは教えないことに劣る」 と。
これまでのコーチは、勝つことを教えようとした。
勝つために何をするか、という考え方である。
しかし、ガルウェイのコーチングでは、勝つことは単なる結果でしかない。
大切なのは、プレイヤーが自分の最高のパフォーマンスを発揮することであり、コーチができることは、
試合で最高のパフォーマンスを発現できるできるようにしてあげることなのだ。
「人の力を引き出すコーチング術」より
ガルウェイの考えるコーチングの素晴らしいところは、決して、目
標やゴールを目指すことを目的にしなかったと
ころにある。
野球でもサッカーでもゴルフでも、勝利者インタビューの常連選手というのは、あまり勝ったことや勝因を誇ら
しげに語ったりはしない。
「自分のやるべきことをやっただけ」「自分
たちのサッカーができた」「まだまだ修正すべき点はある」
こういうインタビューの答えをよく聞くことだろう。
マラソンの高橋尚子選手、柔道の谷亮子選手、野球のイチロー選手、ゴルフのタイガー・ウッズ選手などは、そ
の勝利が決して、相手に勝つために何かをしたからではなく、自分が何をしたかの結果
であることをよく知っているのだ。
勝負は相手があることなので、そもそも勝つことは強制したり、約束したりしてできることではない。
例えば試合でも、「勝たなければならない」とか、「絶対に負けられない」となると、緊張して身体が固くなり、 実力が発揮できなく
なってしまうことがよくある。
できることは唯一、自分の最高のパフォーマ
ンスを発揮する ことだけ。
勝利はあくまでその最高のパフォーマンスがもたらした結果 なのだ。
ある意味で、コーチングが発見されたのは、ガルウェイがテニスコーチの純粋なプロではなかったことが幸いし
ていたのかもしれない。
彼が発見したのは、「できない」人が、「できる」ようになるためには、決して、コーチの「アドバイス」が必要なわけではない
、ということである。
そうではなく、「できるというイメージ」を理解した後は、実際にやてみて、うまくいかなかった部分は自分と
対話し、修正していく。
この繰り返し
によって、「できる」ようになっていく、
そういう過程
を発見したのである。
ガルウェイはこの過程を「自然習得力」
と呼んでいる。
人は、イメージをもつ
ことができれば、自分との対話によって、何かを身につけることができる。
この「自然習得力」の
発見こそが、コーチングの誕生の
瞬間だった。
「人の力を引き出すコーチング術」より
人は自分で納得したことについて、その後の行動を変えていく。
ガルウェイもウェルチもゴーンも、会社や組織を変える際には、ただ単に押しつけるのではなく、社員が 自分で考えて行動するように
導いていった。
結果、社員や管理職たちは、彼らがやるべきことを実
際に試しながら考え、知ることができた。
誰かの価値や、何らかの思想が絶対的に正しいわけではない。人それぞれの存在や、個性に価値を認め、その能力を
育むこと
を支援するコーチングというコミュニケーションのスタイルによって、人はもっと楽に社会で生きられるようにな
る。
今や、海外でも大評判の居酒屋「和民」の創業者は、インタビューに答えて、経営者に最も必要な能力を 「イメージ力」であると言ってい
る。
出店計画に際しても、店の様子をイメージして練るという。お客の爪の色まではっきる見え、それが360度検証し
てイメージが確固たるものになると、初めて計画を立て、実行に移す。
イメージを具体的に、現実的にしていくと、いろいろと見えてくるものがある。
想像することは計画すること
に直接つながるのである。
世の中、いろんなスポーツ、エクササイズがある中で、どれがいいのか、最も効果的かというのは、 「自分は何が好きか、どれが一番楽しいのか」
これに尽きるんではないでしょうか。楽しみ、自らが率先してやる、一緒にやる。それゆえ継続で
き、また最大限の効果
がでるものだと思います。
また、楽しいと思っていると、脳からベータエン
ドルフィンという物質も出てきて、この状態というのは脂肪燃焼効果も高いよ
うです。そして、やらされるという意識があるとこれが下がってしまいます。
仕事でも何でもそうですが、スポーツでもやらされている意識があると能力が発揮できないという事が脳内でも
起こっているという事です。
1.気付く
2.決める
3.やる
4.続ける
成功するにはこの4つのステップが大事ということです。例えば「ダイエット」。
まずはこのままではいけない、健康の為にも痩せないといけないと【1.気付く】
何か運動をしないといけないとこれをやると【2.決める】
実際に行動を起こす【3.やる】
継続して運動を【4.続ける】
さてどこまでいけたでしょうか?
2や3までいけたとして、それはすばらしい事だと思います。
けど4の【続
ける】事が一番重要なポイントです。
続けることができない限り、3日坊主ではほとんど効果はなく、あまり意味のないことかもしれません。
3までいけばあとは【4.続ける】ことを頑張りましょう。
自尊心を高めるために必要なのは、自分に自分でいい評価が下せるようなにかを成し遂げることだ。
誰かから褒められても、あなたの自尊心が変化することはあり得ないし、それをお金で買うことももちろん不可能。
それはあなたの内面から湧き出てくるものだから。
自信はなにかのスキルを練習して体得することで身に付いていくもの。例えばバスケットボールで
シュートの自信がついたり、仕事での営業の自信が持てるようになることもあるし、スピーチの自信がつく場合もあ
る。
必要なのは練習、反復、学習だ。そして「できるようになった自分の姿をイメージする想像力」。
物事というのは、練習を重ねれば重ねるほど簡単に、そして正確にできるようになるもの。
ある分野でスキルを磨いたなら、そこで得た自信がほかの分野にも波及することはよくある。
たとえば、車の運転に自信が持てれば、バイクの運転にも自信が持てるようになったりする。
目標はとてつもなく大きなものでもいいし、もっとシンプルなものでも構わない。
達成するにはその思いに対して誠実でなければいけないし、それが実現するまでのねばり強さも求められる。
「ケビン・ホーガン」
「朝起きるのが苦手な人がいますけれども、しっかり目が覚めるまで待って、それから起き上がるというのはあり得
ない。
実際には体を動かすから脳も覚醒してくるのです。
だからどんなに眠くても、とにかく布団から出る。
新聞を取りに行ったり洗面所で顔を洗ったりして、それでようやく頭が冴えてくる。
論文を書くのも同じです。
書き始める前は面倒に思っても、始めて5分か10分もすると気分が乗ってくる。
ああいう状況のときに、淡蒼球が盛んに活動していると思ってください。
合格したい大学の下見をするのも、これと似たところがあります。
教室とか講堂に入って、自分がそこで授業を受けている様子を想像してみると、よし、やってやろうという気分にな
る。
こういう風に、目的の場所に体ごと持っていくのは、脳への刺激という観点からも大切な経験です。
その点では、メールやインターネットのバーチャルな世界だけに浸るのは、脳の成長の点で若干の問題があるといえ
るでしょう。」
やる気が先で行動が後のように思えるが、その逆で、行動が先でやる気が後からついてくるよ
うだ。
「池谷裕二」
2歳の娘をもつ坂井恵美さん(仮名)。
保育園に毎朝、娘を連れていくのですが、困っていました。
娘が靴を履きたがらないのです。もちろん、靴を履かずに連れていくことはできず、
「靴を履いて」
というのですが、まったく履く気配もないばかりか、部屋に戻ってブロックで遊ぼうとします。
遅刻することもしばしば。ほとほと困っていた坂井さん。
ある日、ママ友から聞いた伝え方のレシピを使ってみることにしました。
娘に2つの靴を見せて、
「青い靴と、赤い靴どっちがいい?」
すると娘は「あおいくつ!」と指差し、じぶんから靴を履きはじめたのです。
娘としては、むりやり決められた靴を履かされるのはイヤだったのでしょう。
自分の意志で選んだことで、じぶんから靴を履こうという気持ちになったのです。
これは伝え方の切り口「選択の自由」を使っています。
「伝え方が9割 ②」佐々木圭一 著
「やる気は脳ではなく体や環境から生まれる」
「朝起きるのが苦手な人がいますけれども、しっかり目が覚めるまで待って、それから起き上がるというのはあり得
ない。実際には体を動かすから脳も覚醒し
てくるのです。だからどんなに眠くても、とにかく布団から出る。新聞を取りに行ったり洗面所で顔を洗ったりし
て、それでようやく頭が冴えてくる。論文を書くのも同じです。書き始める前は面倒に思っても、始めて5分か10
分もすると気分が乗ってくる。ああいう状況のときに、淡蒼球が盛んに活動していると思ってください。
合格したい大学の下見をするのも、これと似たところがあります。教室とか講堂に入って、自分がそこで授業を受け
ている様子を想像してみると、よし、やってやろうという気分になる。こういう風に、目的の場所に体ごと持ってい
くのは、脳への刺激という観点からも大切な経験です。その点では、メールやインターネットのバーチャルな世界だ
けに浸るのは、脳の成長の点で若干の問題があるといえるでしょう。」
行動が先でやる気は後からついてきます。
やり始めるとどんどん気分が乗ってくるのも理解できます。
目的の場所に体ごと持っていくのが重要な事です。
場所や、周りの雰囲気などでやる気「脳」は
活性化します。
比較には2つのやり方があって、個人“間”評
価と個人“内”評
価があります。
個人間評価、つまり他者と比較すると、競争が強すぎる状況が起きてしまいます。なので、個人内評価をしてほし
い。昨日の自分と比べて、どれくらい伸びたかを
見てほしいのです。
相手と勝負するのではなく、全ては自分自身との
勝負です。
相手に勝つというのは、自分自身との勝負に勝つことによる結果としてあるものです。
【好きこそものの上手なれ】
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように「好き」という気持ちが一番大きなエネルギーを生み出し、ま
た一つの「才能」であるという風に考えます。
好きであればより「体力」「技術」をつける為に人より練習したり
基礎、基本トレーニングといった練習を「粘り強く」、反復、繰り返したり
どうやったらより上手くなるか「考え」たり
より多くのものを見て、「思考力」を働かせ、「イメージ」を持たせたり
人の話を「素直」に「謙虚」に聞いたり
自分より技術がある人に積極的に「接点」をもとうとしたり
自分より出来ない人が「なぜできないんだろう」と考えたり
自分と関わる相手、練習相手にも「感謝」の気持ちを持ったり といったいろいろなエネルギーを生み出します。
そしてこれらは好きで上達していく過程で色々身に付いていくものであり、またビジネス・家事・育児といった実社
会生活でも実は非常に役立つことが多かったりします。
また、マシン、ジョギングといった一人でのトレーニングでは得られないものも多いかと思います。
突き詰めればそのスポーツが好きであれば自然と上達していく事が多く、最初にトレーニングを始める段階での上手
い、下手、身体能力の高さ、低さ等は一切関係ないと思っています。
プロを目指したり、選手になるにはまた才能というものも必要かもしれませんが、スポーツを楽しむ上では、「好き」な気持ち、「情熱、熱意」こそが一番大事
な要素だと思っています。
勿論最初は、ダイエットや、自身の健康の為に行う事により、後から、次第に奥深さがわかってきて、ボクシング自
体をより好きになっていく事も多くあります。
物事は「好き」であれば「続ける」ことができますし、続ければ自然と「上達」していきます。
好きでいて貰うにはそれぞれがどんな形であれ、この空間で「楽しくボクシングに触れ合ってもらうこと」それが一
番大事なのではないかと思っています。
頭の中でイメージできないものが体現できるはずもありません。今まで見たことも聞いたこともないような動き
やアイデアなんか出てきません。ただし、今まで入力した記憶の組み合わせはできます。腕を組んで考えている
と、何か良いアイデアが浮かんでくるような気がしますが、実際にアイデアなんか浮かんではきません。
脳は、記憶されたデータ
の中から一番良い方法を引き出しているだけといいます。なので色
んな物を見てインプット
する事は大変重要だと思います。最初は好きなボクサーの真似をするのもいいと思います。いろんな動きを試していく内に自分にあったスタイルが見つかってく
ると思います。より多くのものを見たり、触
れたり、頭の中でイメージする
事で、実際にそういった能力が身に付きます。
旧来の考え方であれば、「生まれもった才能」をもった天才的な人だけが、少し「頑張る(訓練する)」ことで、大
きな成功を得るとも考えれられてきましたが、成功者と言われている人たちには、共通して一万時間以上の訓練期間
があるのだそうです。
「モーツァルト」「ビートルズ」「ビル・ゲイツ」
これらの天才と呼ばれる人達も世に出るまでには、だいたいその位の訓練期間があるようです。また、一万時間の努
力をしていく中で、いくら練習をしても上達しない人も見られなかったようです。また、練習をまったくしないのに
天才的才能を発揮する人もいなかったそうです。何事も時間をかけなければ駄目ということを意味します。一万時間
とは、 毎日1時間で27年、毎日3時間で9年
という単位。これだけ時間をかけれるものって、好きなことや情熱があるものでないと無理ともいえます。
知識を学んでいるときより、人に伝えようと
するときのほうが成長する
ようです。インプットとは、見たり、聞いたりと外から内に入ってくるパターン。アウトプットとは、文章を書いたり、人に話しをしたりと内から外に出すパ
ターン。例えばカラオケで歌を上手に歌えるようになるためには、ただ単に音楽を聞くだけではダメであり、口
で声に出して歌ってこそ上手く歌えるようになるのと同じということ。
しかし、普段の学びは、インプットのパターンが多く、またそれだけで学んだ知識やノウハウが自分のものに
なったと錯覚してしまってる場合が多いといいます。学んだ知識やノウハウは自分だけのものであり、周りに教
えてあげたりすることなく出し惜しみをする。この手のタイプは成長が頭打ちになるといいます。
アウトプット>インプット
人間の脳は、覚えた事をそのままにしておくと、80%
は忘れる
ようになっているといいます。勉強した事でも、復習をしないと、忘れてしまいます。でも、その日の内に、もう一度、確認しておく
と、忘れないようです。脳の特性がそうなっているようです。
「一度覚えた事は48時間以内に復習する」
頭の良い子と悪い子が、分かれるのは、「その日の内に復習するか、しないか」と言います。ボクシングでも注意、修正すべき点を復習しているか。
反復練習
が大事です。
比較には2つのや
り方があって、個人“間”評
価と個人“内”
評価があります。個人間評価、つまり 他
者と比較
すると、競争が強すぎる状況が起きてしまいます。なので、個人内評価が重要です。昨日の自分と比べて
、どれくらい伸びたかを見てほしいのです。小
さな積み重ね
こそが、気付いた時には大きな成長になっています。
仕事であれ遊びであれ、とことん追求す
ることによって本
物に触れる
ことができるといいます。適当なところで手を打ってしまうと、そのものの持つ真実に触れることができずに終わってしまいます。また、本物に触れ続けること
によって自分自身が磨かれ、見る目が養われて
いきます。
芸術であれ人間学であれ自然科学であれ宗教であれ。これって非常に大切なことだと思います。適当なとこ
ろで手を打ってしまうと、そのものの持つ真実に触れることができずに終わってしまうからです。
健康な体を手に入れる、ダイエットするた
めには、運動する時間、間色、ビール等々。受験勉強するためには、睡眠時間、遊び時間等々。語学習
得のためには、費やす学費、同僚との飲み時間、テレビを見る時間等々。決めるということは、何を捨てるか
を明確に知り、決意すること。そして決めたあとは、後ろを振り向かず徹底的にやり遂げる。
何かを始める時に「どうせこんなの」って思わないこと。”
面白い”と感じるのは何かをやってから思う
ことである。最初から面白いと思うことは物事においてほとんどなく、何かを始める事によって”面白い”
と感じる。”面白い”が先ではなく ”
始める事” が先。
例えば野球とかサッカーにしろ、ここをこう蹴るからボールが曲がっていく、だからこうした
らいいんだといった発見
がある。やり込む事で”面白さ”が
だんだん見つかっていく。だからやっていない人には”面白さ”がわからない。 だからなんでも「こんな
ことやってもどうせ」とか思わずに、やっ
てみる積極性 を持つことが大切である。
【好きという才能】
「好きこそものの上手なれ」と
言うように「好き」と
いう気持ちが一番大きなエネルギーを生み出し、また一つの才
能であるという風に考えます。
好きであればより技術をつける為に人より練習したり、基礎、基本トレーニングといった練習
を粘り強く、反復、繰り返したり、どうやったらより上手くなるか考えたり、より多くのものを見て、思考
力を働かせ、イメージを持たせたり、人の話を素直に謙虚に聞いたり、自分より技術がある人に積極的に接
点をもとうとしたり、といった風にいろ
いろなエネルギーを生み出します。
そしてこれらはビジネス・家事・育児といった実社会生活でも実は非常に役立つことが多いのではとも考え
ます。